2022.11.30
コロナ禍で中止していた"日帰りバス旅行"が11月30日に2年ぶりに開催されました。
まだコロナの影響があることから40人乗りのバスに20名の定員で募集し、コロナ対策を行った上で開催することができました。
朝7:30に桜木町駅を出発し、県営大宮公園の一角にある"武蔵一宮氷川神社"で参拝し、心を鎮めてから見学がスタートしました。
同じく大宮公園の中にある"埼玉県立歴史と民族の博物館(設計;前川國男/1971年開館)"を見学しました。コンクリートと少し大きめの打ち込みレンガ、高低差、雁行する流れるような平面計画。サッシの納まり、レンガ床のパターン。建築好きであれば十分に楽しめる近代建築です。
バスで少し移動し北浦和駅近くの北浦和公園内の"埼玉県立近代美術館(設計;黒川紀章/1982年開館)"を見学しました。こちらはポストモダンの建築デザインを取り入れた美術館でグリッドやズレ、曲線、アトリウム、内と外といった建築要素が入り乱れる複雑な建物です。
お昼は、近代博物館から徒歩5分程度の有形文化財に登録されている "二木屋"にて会食をいただきました。和洋折衷な雰囲気の中、美味しい食事と飲み物で、会員同士の交流を深めることができました。
午後は、"武蔵野坐令和神社、角川武蔵野ミュージアム(デザイン監修;隈研吾/2020年開館)"を見学しました。令和神社では、神社スタッフの方、ミュージアムでは、デザイン監修を担当した渡辺氏(隈研吾建築都市設計事務所パートナー)と運営側から木ノ内氏、佐藤氏(角川文化振興財団)のご説明をいただくことができました。
角川グループがもつメディアコンテンツと建築を融合させることをコンセプトとした建物です。前者2つの建築物とは全く異なるアプローチの建築デザインで、プログラムとハードの融合が、"書棚(家具)"に表現されていました。
厚生委員会の皆様のご尽力により、神社で心を清め、美味しい食事とともに、モダン、ポストモダン、現在と三つの異なる時代の建築を堪能することができ、とてもよい企画になりました。
横浜支部 総務委員会 齊川拓未
「角川武蔵野ミュージアム」前で
「埼玉県立歴史と民族の博物館」
「近代美術館のある北浦和公園内の紅葉風景」