2023.11.30
横浜支部厚生委員会・総務委員会合同バス旅行へ初めて参加しました。話題の建物の視察の他、グルメあり、仲間との交流あり、と充実した企画でした。ではご報告です。
2023年11月30日(木曜日)7:00にJR桜木町に集合。今回は19名が参加されました。空は快晴で絶好の研修日和。朝の渋滞を避けるため予定より10分早く7:00丁度に出発。順調に常磐道を水戸に向かいます。車中では2席を1人で使い思い思いに過ごすことが出来ます。私は会社のグループミーティングにネットで参加。同僚に羨ましがられながらバスは水戸へ向かって進みます。
9:45に最初の見学地「水戸市民会館(伊東豊雄氏)」に到着。職員の方にご案内頂きました。ホール部分は構造に木を使用し天井が高く気持ちの良い空間になっています。研磨したRC床、高い天井等最新の公共施設の仕様を確認することが出来ました。木を巧みに使用した部屋で、思い思いに過ごされている方々が印象的な素敵な建築です。
水戸市民会館:ホール内観
水戸市民会館の次は、徒歩でお隣の「水戸芸術館(磯崎新氏)」へ。有名建築ですが私は初めて訪問しました。ロケーション、規模が想像と違い「こんな市街地にあったのか」と驚かされました。開催中の今村源さんの美術展が場所を上手に生かしており、展示を体験する中で建物の構成と空間を巧みに操作する美術館建築の真骨頂を確認しました。
水戸芸術館:タワーから見下ろす
お昼は皆で「黄門料理」に舌鼓。黄門さまは日本人で初めてラーメン、ギョウザを食されたとか。
昼食後は「笠間の家(伊東豊雄氏)」へ移動。新旧の40年を隔てた伊東建築を見ることが出来ました。本来であれば休日しか見学できないそうですが、建築士会のため特別に開放頂き、また今後カナダの建築ミュージアムに収蔵される貴重な資料も拝見させて頂きました。中にいると「ここでこんなことしたい」という想像が膨らむ豊かな空間でした。
笠間の家:ギャラリー奥から入口方向を見る
最後は笠間にある北大路魯山人の住宅「春風萬里荘(天保年間)」へ。JR吉永小百合さんのコマーシャルで有名な場所。日没前に竜安寺を模した石庭を拝見する予定でしたが少し間に合わず…。しかし、魯山人の趣味人としてのこだわり(焼き物の五右衛門風呂・小便器、ステンドグラス、などなど)には十分触れることが出来ました。
春風萬里荘:石庭
帰りは渡邉支部長からのお土産も頂戴し、19:00に桜木町で解散。建築士会横浜支部の研修バス旅行は絶対お勧めです。平日にお出かけが可能な方はぜひ次回ご参加ください。
【厚生委員会より】
「水戸市民会館」エントランスホール:やぐら広場にて
「笠間の家」にて
「とう粋庵」にて黄門料理を味わう
[前菜]この後続々と会席料理が出てくる
お品書き
黄門料理とは:黄門様で有名な 水戸二代藩主 徳川光圀公は食に関して特に関心が深く、当時の光圀公の食文化の記録を基に、現代人の味覚に合うように復元した料理が、現代版『黄門料理』です。
又、我々が大衆料理として食しているラーメンや餃子を日本で最初に食べた人は、光圀公だと云う記録も残っています。(当時、明国亡命の志士 朱舜水より提供されたと云われています)